1次試験突破に向けた戦略 3年間の振返りと戦略
3年で1次試験をやっと突破できた
「経験の振り返り」と、
こうすれば2年で突破できたかもしれないという
「1次攻略に向けた戦略」
を記載します。
自分の経験談を元に記載しますのでご参考になれば幸いです。
3年で1次試験をやっと突破できた
「経験の振り返り」と、
こうすれば2年で突破できたかもしれないという
「1次攻略に向けた戦略」
を記載します。
自分の経験談を元に記載しますのでご参考になれば幸いです。
■目次
1振り返り編
ここから、振り返り編です。
⑴受験開始時の私の能力
・会社:ITメーカー系の技術職
・取得済資格:応用情報処理技術者
・経済:新聞/雑誌ほぼ読まない、
大学で導入的な経済学を2単位取得した程度
・法律:大学で導入的な民法2単位取得した程度
・会計:簿記3級 聞いたことある程度
・製造:ビール工場見学で酔っ払った記憶が新しい
⑵結果
・ギリギリ3年でクリアしました。
・情報処理のおかげで経営情報システムを免除
・○は科目合格、-は科目合格のため受験せず、×は不合格
1年目 2年目 3年目
H28 H29 H30
「経済学・経済政策」 ○ - -
「財務・会計」 × × ○
「企業経営理論」 × × ○
「運営管理」 ○ - -
「経営法務」 × × ○
「経営情報システム」 免除 免除 免除
「中小企業経営・政策」× ○ -
----------------------------------------------------
科目合格数 2 1 3
⑶1年目(H28)
①勉強方針
・目標を1年で取得すると設定し、
時短のため「経営情報システム」免除を選択。
・残りの6科目は、全て60点を獲得できるように、
「満遍なく」時間を切って勉強。
②勉強内容
・「教科書にマーカー引く、ノートを整理」
中心に勉強。
・最初は日常にかかわる内容なので面白く
なるほどーと思いながら勉強できて、
「点数を取るためにはどうするか?」
を考えずにダラダラと教科書を読まされました。
マーカーを引いてやってる感も出して。ダメな勉強法でした。
・また、ノート整理は1ページに論点がまとめらず
「ノートも頭もごちゃごちゃ」状態になってました。
それでも2科目とれたのは運が良かったです。
⑷2年目(H29)
①勉強方針
・目標を2年目で取得すると設定し、
時短のため「経営情報システム」免除を選択。
・残りの4科目について、
「財務・会計」は簿記3級を勉強して能力を底上げる。
「企業経営理論」は満遍なく過去問解く。
「経営法務」はガンガン詰め込む。
しかし、徐々に苦手意識がつき勉強は
一日の最後に回す(疲れて寝るパターン)
「中小企業経営・政策」はガンガン詰め込む
1年目で暗記科目とイメージがつき、
時間と点数が比例するのでやりやすかった。
②勉強内容
・「問題集と過去問を周回」中心に勉強
・教科書の内容は、過去問のよく出る問題か
ら作られているということが分かり、
「教科書を作った人が過去問をどう整理したか分かりやすく表現したか」
が教科書の良し悪しと理解しました。
なので、教科書との相性は、自分の頭の整理の仕方と
教科書作成者の整理の仕方との相性だろうなと思います。
中身がスッと頭に入ってくる場合は、相性が良い。
相性と教科書の元ネタが過去問なので、
やはり過去問を中心にするべきと結論に
至り過去問をやりました。
ここで注意なのが、過去問の解説です。
解説も作成者の整理の仕方や分かりやすく
表現できているか、なので過去問題集の作成者との相性も大きいです。
・私は、どの会社から買っても一緒だろうし、
よく売れているから良本だろう、
他社比較する時間がもったいないという
安易な理由でTACの過去問をやってました。
しかし、分かりやすい解説であるかは、
時間と点数の伸びの効率に響きますし、
過去問の購入は投資ですので他社比較するべきでした。
⑸3年目(H30)
①勉強方針
・目標を3年目で取得すると設定し、
時短のため「経営情報システム」免除を選択。
・残りの3科目は、
「財務・会計」は必達問題(ABランク)は100%とる。
計算スピードを高める。
「企業経営理論」は日本語を1行ずつしっかり読み、
論理矛盾を探す
「経営法務」は必達問題(ABランク)は100%とる。
間違いを探す
問題は、各社ばらつきはあるものの、
5つに難易度がランク分けされており、
ABランクの問題はとらないとふるい落とされるのです。
ぶっちゃけ、意味を3年目で知りました。
A:正答率が80%以上
B:正答率が60%以上80%未満
C:正答率が40%以上60%未満
D:正答率が20%以上40%未満
E:正答率が20%未満
②勉強内容
・「過去問の正解と不正解の分析、周辺知識の補完」
中心に勉強。
・「財務・会計」は同じ問題がでるので、何回も解きました。
でも、計算スピードを上げると計算ミスが
多発したので計算過程を残して
ミスを減らすことに注力しました。
私がよくミスするパターンは、
「焦ったり、いい加減な気持ちで、計算過程を飛ばしたとき」
でした。
・「企業経営理論」は日本語を1行ずつしっかり読み、
内容の○△×を判断して2択まで追い込みました。
そして、2択から1つに絞るのがとっても大変で
今も言葉で表現できないのですが、
しいていうなら直観です。ヒントにならないですね。
・「経営法務」はH27,28,29にかけて難化しました。
AB問題が少なく点がとても取りにくかったです。
52点,56点が限界でした。
すぐ忘れるので、ストーリー仕立てでノートを
作り直し忘れにくくしました。
会社法では、自分が社長と考えて、会社分類がある中で
株式会社を一人で立てて10人の部下を持つ会社だから、
いつまでに何をやって、株主総会の議案はとか、
最後、銀行から融資を貰えなくなって倒産するパターンなど、
論点に沿って、妄想社長となりまとめました。
21次攻略に向けた戦略編
ここから、前回の振り返りを受けての
「1次攻略に向けた戦略編」です。
⑴1次攻略に向けた戦略編
私見ですのでご参考までに。
①結論
・戦略は、得意科目に時間を割き、
7科目で合格点420点を獲得する。
・そのココロは、科目単位の点数の
バラつきを7科目全体で平準化するため。
・また、多年度の場合も、
1年目に科目合格するのは得意科目で、
2年目に残るのは苦手科目で、
苦手科目のみで合格点を取るのは厳しくなるため。
②科目単位の点数のバラつき
・TACデータリサーチの各科目ごとの平均点のグラフがでています。
・科目ごとに、でっこみひっこみが見えます。
③私の場合
・経済学と運営管理は、得意で、
難しい年を除き過去問で平均70点でした。
・中小政策は、時間に比例して点数が伸びました。
1回しか受けなかったのが失敗です
・逆に、経営法務は、年々難化して、
過去問で52,56点程度でした。
・多年度になるにつれて、経営法務に時間を割きましたが、
点数が伸びませんでした。
⑵勉強のプロセス
では、どうすれば良かったかをまとめます。
①早く過去問を解く
・ゴールイメージをつけるために、なるべき早く、
過去問ってどんな問題が出るのかを解いてみる。
・何年度の問題が良いかというと、
1次合格率が20%なので、科目毎に20%程度の
科目合格者の年が平均的な問題と考えます。
・間違っても、一番難しいをトライして絶望したり、
一番簡単な年を解いて楽観視することのないように注意。
受験年に何が起きるかわかりません。
・参考
20%程度の年(20%未満)
「経済学」 H26
「財務会計」 H28
「企業経営理論」 H27
「運営管理」 H27
「経営法務」 H27
「経営情報システム」 H25
「中小政策」 H26
②免除は受けず7科目で勝負する
・結論は、中小政策、経済学、運営管理、財務会計で点を稼ぎ、
経営情報システム、経営法務、企業経営理論
のバラつきをカバーする。
・そのココロは、中小政策、経済学、運営管理は、
平均点高めで、勉強すると点数が伸びやすい科目のため。
・財務会計は、逃げずに、何とかお友達になってください。
類似問題多いですし、2次試験の事例Ⅳで
経営分析/CVP/NPVは絶対に必要になるからです。
・免除について、知識がすでにあるので、
過去問中心に勉強すると60点は越えれると思います。
なので、私は経営情報システムを受けて加点するべきだった。
・注意点が、企業経営理論で、分かりずらい日本語問題に悩まされて、
60点前後でウロウロしたので時間の割きすぎに注意してください。
③得意を中心に勉強。72点越を目指す
・中小政策、経済学、運営管理、財務会計を中心に過去問中心に、
たまに問題集で勉強するがベストと思います。
・私は、全て60点を獲得できるように、
「満遍なく」時間を切って勉強したので
結果、点数にむらがでました。
④苦手は40点頑張る!!そして頑張って48点頑張る。
・情報システムや経営法務は25問×4点なので、
安定して10問取れるように
基本知識を忘れないように覚える程度で止める。
・私は、経営法務に3年目に300時間/年投資したと
思いますが52点でした。
結局、不安を解消するため、過去問から離れて、
特許庁などの資料や事例を読み始め
あまり効果がなかったです。
AB問題を確実に獲得して、
他の科目に注力するのが一番効率が良いと思います。
何かしらのエッセンスが、ご参考になれば幸いです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
明るく楽しく時に苦しい人生設計
ショウ
Blog End
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